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矢野 歳和
Nucl.Eng.Des., 79(3), p.377 - 385, 1984/00
被引用回数:4 パーセンタイル:45.49(Nuclear Science & Technology)軽水炉の仮想事故のひとつである一次冷却系の配管破断事故に関し、日本原子力研究所では配管破断試験を実施している。これらの試験結果のうち本報では配管の瞬時破断時に生じる減圧特性とブローダウン反力に関して評価した。その結果、以下の結論を得た。(1)圧力回復は配管の内部ほど早く、この現象は圧力の緩和時間で整理できる。(2)破断後の最大減圧幅Psat-Pminと減圧率の関係は、Alamgirらの指摘と配管破断口のみにおていよく一致する。(3)ブローダウン反力の最大値は、PWR LOCA条件では破断後0.1秒に、BWR LOCAでは0.2秒後に生じ、配管系の影響は小さい。(4)ブローダウン反力の最大値はMoodyやHenry-Fauskeの臨界流モデルに基づく反力より小さいが、配管の長さの影響が現れ定性的に一致する。(5)ジェット反力係数Jtにより最大ブローダウン反力が評価でき、大きい破断面積比を持つ配管破断では1.26を超えない。(1.26は理想気体の値)